Shopifyのストアで複数のディスカウントを組み合わせられるようになりました。そうすると、既に運用しているポイント機能も他のクーポンと一緒に利用可能となるのでしょうか……?実現できるならば、顧客へのアプローチ方法もぐんと広がるはず。
今回は「ポイントとクーポンの併用」について解説します。
ディスカウントが併用できるってどういうこと?
かつてShopifyは1つの会計に対して、ディスカウントは1つしか適用することができませんでした。しかし現在は、複数のディスカウントの組み合わせが可能になっています。
クーポンの設定で、他の割引との組み合わせの項目をONにするだけで、複数のディスカウントを同時に利用することができます。ただし値引きの範囲がかぶるものは同時には利用できない制約があるため、注意が必要です。
【ディスカウントの組み合わせ】
・クーポンの設定で組み合わせをONにしているもの同士なら併用可能
・値引きの範囲がかぶるものは併用NG
→(例)注文クーポンは配送クーポンのみ併用OK、注文クーポン2種は併用不可
この法則に従うと、ポイント利用による注文全体の値引きには、配送クーポンであれば併用できるように。クーポン同士だけではなく、ポイント機能とも組み合わせ可能なので、ディスカウント施策の工夫次第で、顧客へのアプローチの幅がぐっと拡大します。
ポイント×クーポン併用のススメ
ディスカウントの複数利用ができなかったときは、ポイント機能を運用しているとどうしてもクーポン施策は後回しになってきていたと思います。しかし併用できることによって、顧客へのアプローチの選択肢が増えました。前段で配送クーポンとの組み合わせが可能と説明しましたが、実際に行える施策としては、以下の例があげられます。
【ポイント×クーポンの一例】
①配送クーポンを個別で自由に打ち出し
②ポイント利用×クーポン誘導で購入機会創出
①配送クーポンを個別で自由に打ち出し
ポイントと同時に利用できる配送クーポンを、ストアの好きなタイミングで配布することができます。中長期的な顧客との関係性構築のベースとしてポイント機能を運用しつつ、新商品発売記念といった販売強化期間に合わせて配送料無料クーポンを配布するなど、「プラスアルファ」のディスカウントキャンペーンが企画可能です。
②ポイント利用×クーポン誘導で購入機会創出
ポイント利用を顧客に促しつつ、合わせて配送料無料クーポンを配布することで、顧客の購入ハードルをぐっと下げられます。貯まったポイント利用を勧めるLINE通知などに合わせてクーポンの案内をすることで、「お得感」を醸成します。
ポイント×クーポンは、導入済みのアプリがクーポン併用に対応していれば実現可能です。併用することで「中長期の関係性構築」と「短期的な流入増」の両方のフォローが期待できます。ポイント×クーポンはキャンペーンの発想がふくらみ、さらに顧客にとっても「お得」となる、双方良しの仕組みと言えるでしょう。
どんどん広がるポイントでできること
日々変化を続けるShopifyと歩みを合わせるように、ポイントアプリも進化しています。Shopifyもそうですが、アプリ自体も「できること」が増え続けているので、定期的に導入済みのアプリの機能を確認しなおしてみることをお勧めします。
アプリの機能で疑問があったり、設定に不安がある場合はサポートを頼ってみてください。新しい活用方法を教えてくれるかもしれません。隅々までアプリを使い倒して、ストアの価値をさらに高めてみてはいかがでしょうか。
配送クーポン併用にも対応!柔軟なポイント運用をしたいなら……「どこポイ」
「どこポイ」は日本の商習慣に合わせ、1円単位でのポイント付与・利用設定ができるほか、ユーザー単位でのポイント付与率変更で会員ランク制度も導入しやすいShopifyアプリ。配送クーポンとの併用に対応し、より柔軟な施策が望めるようになりました。Shopify Flowを利用したポイント付与・利用の自動化、連携など、ストア独自のポイントプログラムを設定することもできます。さらにShopify POSに対応しているほか、他のPOSシステム連携アプリの追加導入で、実店舗とECとでポイントの共有が可能。そのほか、日本人のスタッフが日本語で、ストアの目的に合ったポイント活用方法や設定方法を手厚くサポートしています。「日本語で理解しやすい説明を受けてみたい」なら、一度「どこポイ」を試してみてはいかがでしょうか。