ポイント機能×顧客タグで、個々にフィットした接客を実現!

ポイント機能×顧客タグで、個々にフィットした接客を実現!

Shopifyでストアを立ち上げ、ポイントアプリを導入。ポイントを付与し、次回以降のショッピングで利用してもらう――購入の循環が生まれるポイント機能は、顧客との中長期的な関係性構築にぴったりです。

 

付与と利用だけでも十分効果は得られますが、それだけだと少しもったいない……。ポイントとからめて、顧客との関係性向上をねらえる施策、まだまだあります。今回は「タグ付けでポイント機能をもっと活用!」について解説します。

 

ポイント×タグでアプローチの精度を向上


直接顧客に対して接客することができないECは、顧客との接触ポイントであるストアに工夫が求められます。特にShopifyでストアを構えるマーチャントは、ブランドイメージ構築に並々ならぬこだわりを持っているはず。そんなブランドの印象をさらに向上し「ファン」を増やす試みとして、ポイント機能は大きな役割を果たしてくれます。

 

先に述べたように、獲得ポイントの利用をきっかけにリピーターになってもらえるなど、ポイント機能だけでもファンの囲い込みは実現可能です。ただ、そこからさらにブランドの差別化をはかっていくとなると、別の「仕掛け」が必要となってきます。

 

顔が見えないからこそ、ECにおける接客は、よりパーソナライズして「私にぴったりなお店!」と感じてもらうことが鍵。個々の顧客ごとに違ったアプローチを実現するためには、顧客の情報をストア側が正確に把握しなければいけません。そんな時に役に立つのが、顧客タグの存在。決まった情報を顧客ごとに「タグづけ」することで、より細かい施策が可能となります。一人ひとりにフィットしたアプローチを目指すなら、ポイント機能に顧客タグを掛け合わせることをお勧めします。

 

顧客タグの活用で、ポイント施策はどう変化する?

では実際に、顧客タグを使用すると何ができるのでしょうか。そもそもタグは、商品や顧客に特定の情報をつけることで、整理や管理をしやすくする仕組みのこと。一括操作やデータの絞り込みができるようになるので、「タグづけ」はストア運営には必要不可欠です。

 

タグが適応するのは、顧客のほかにも商品、注文、発注など多岐に及びますが、今回はポイント機能と密接なかかわりのある顧客タグに焦点を当てています。「顧客管理」のページから新規タグの追加や、顧客情報にタグをつけることが可能です。

 

ポイント機能に顧客タグを合わせると、以下のことができるようになります。

①顧客タグを活用して会員ランクを実現

②特定のユーザー向けにポイント還元キャンペーンを実施

③ポイント保有者にのみメルマガを配信

 

顧客タグを活用して会員ランクを実現

購入頻度や金額の高い顧客にサービスを手厚くする、会員ランク制度。専用アプリの導入でも実現可能ですが、顧客タグの設定でも実装することができます。会員ランクとポイント機能はとても相性が良く、ランク別に付与率を変更するなど、ロイヤリティ向上の一手として見逃せません。詳しくは「お客様ごとにポイント利率を変更できる? - 会員ランクを活用してみよう!」を参照ください。

 

アプリによってはタグの活用で会員ランクの設定が可能。ランク別に付与比率の設定も[例:どこポイ]

 

②特定のユーザー向けにポイント還元キャンペーンを実施

顧客タグを活用することで、ポイント還元キャンペーンを特定のユーザー向けに展開することができます。高額商品の購入者といった「特に大事にしたいお客さま」だけに実施したい施策のときに役立ちます。ディスカウントの手段としてはクーポンもありますが、継続利用を狙う場合は、ポイント還元の方が効果的です。

 

顧客タグで特定の顧客向けに、期間を限定したキャンペーンが可能[例:どこポイ/条件設定]

 

③ポイント保有者にのみメルマガを配信

ポイントを保有中の顧客限定で、メルマガを配信設定することも可能です。保有ポイントの活用を促すことで、買い物機会を作り出すことができます。

タグは顧客管理から設定。セグメンテーションの機能を使用することで、タグ付けした顧客を宛先にしたメール送信ができるように

 

ここまで主な活用例をお話してきましたが、ポイント機能×顧客タグのアレンジはこの3つに留まりません。顧客タグの情報の取捨選択次第で、ストア独自のアプローチも生み出せるはずです。ストアに合ったポイント施策を検討してみると良いと思います。

 

「あなたのため」のアプローチでストアの価値向上へ

 

顧客との中長期的な関係性の構築が望めるポイント機能。そこからさらに個々にフィットしたアプローチを実現する方法として、顧客タグとの「合わせ技」について説明してきました。顧客タグはストアですでに利用している場合も多く、ポイント機能の発展形として特に取り入れやすい施策なので、特にお勧めです。

 

ただポイントアプリの応用は、顧客タグだけではありません。アプリによって差異はありますが、ストア運営の業務を自動化できる「Shopify Flow」での展開や、他アプリとの連携など、 さらなる化学反応が期待できるものも多数あります。導入済みのアプリなら何ができるのか、またやってみたい施策が実現できるのか、今一度確認し直してみるとよいでしょう。

 

そうして独自のアプローチ方法を確立し、接客をパーソナライズしていけば、顧客から「私の気持ちにぴったり合う特別なお店」とより愛着を抱かれるようになるはずです。「あなたのため」というメッセージをきちんと届けられる、そんなストア作りを目指してみてはいかがでしょうか。

 


顧客タグから会員ランク導入可能!Shopify Flowでポイント周りを自動化したいなら……「どこポイ」

「どこポイ」は日本の商習慣に合わせ、1円単位でのポイント付与・利用設定ができるほか、ユ顧客タグの活用で会員ランク制度も導入しやすいShopifyアプリ。Shopify Flowを利用したポイント付与・利用の自動化、連携など、ストア独自のポイントプログラムを設定することもできます。さらにShopify POSに対応しているほか、他のPOSシステム連携アプリの追加導入で、実店舗とECとでポイントの共有が可能。そのほか、日本人のスタッフが日本語で、ストアの目的に合ったポイント活用方法や設定方法を手厚くサポートしています。「日本語で理解しやすい説明を受けてみたい」なら、一度「どこポイ」を試してみてはいかがでしょうか。