拡張性や機能性、使いやすさ……「こだわりのストア」をオンライン上で実現できると評価の高い、Shopify。ただ日本国内で一般的に浸透している各種モールと比べて、「顧客に訪問してもらう」ハードルがやや高めなのがネックとなりがちです。
そこで鍵となるのが、ストアへの会員登録。訪問してくれた顧客との中長期的な関係性を築くには、正確な顧客情報を得たうえでのアプローチが必要となります。一方で、ただ闇雲に会員登録を促すだけでは、すんなりと応じてくれない現実も否定できません。
会員登録を確実にしてもらうには、どうすれば良いのでしょうか。そんな時にお勧めなのが、ポイント機能でのきっかけ作り。今回は「ポイント付与で新規会員登録を促す!」について解説します。
ポイント機能の「お得感」で登録誘導
実店舗と違って顔が見えないECでは、きちんと顧客の情報を把握し、個々に適切なアプローチを行うことがとても重要です。そのために必須なのが会員登録ですが、顧客側にメリットがない状態では「わざわざ登録する」ことに拒否感を抱かれてしまうことも。
その「わざわざ会員登録をする」ことに前向きになってもらうきっかけとして、ポイント機能が有効となってきます。ポイント機能は、ショッピングを重ねるごとに蓄積し、次回以降にディスカウントとして使用することができるなど「長期的なサービスの提供」が前提。この「お得感」を手に入れるためには「会員登録が必要である」、と顧客にすっきり理解してもらいやすくなります。
今後も同じストアで購入の意思がある顧客なら、「ポイントを貯めよう!」と積極的に会員登録をしてくれる可能性が高いです。しかし一方で、「一度きりの購入では蓄積ポイントも少ないし、会員登録はめんどうだからしない」とすり抜けてしまう顧客も一定数存在します。
ポイント機能は利用が長くなるほど「お得感」が増しますが、初来店ではそのメリットを感じにくい、という点にも留意するべきです。顧客となってくれた人、可能であればそのすべてに会員登録をしてもらうには、ポイント機能の運用にもう一つ工夫が必要となってきます。
「会員登録」でポイント付与
「会員登録がめんどう」な人には、よりメリットを感じてもらわなければなりません。そのためにお勧めなのが、そもそもの「会員登録をする」という行為自体にポイントを付与すること。ポイントの蓄積による将来的な「お得感」にプラスして、初回購入にも利用可能なポイントが得られるとなれば、「会員登録をしない方が損」という空気感を演出することができるはずです。
「目先のメリット」が明確になれば、「めんどうな気持ち」を乗り越えて会員登録してくれる可能性の大幅アップが望めます。この新規会員登録へのポイント付与の実現は、アプリによって設定が可能な場合があります。導入済みのアプリの設定を改めて確認してみると良いでしょう。
【「会員登録でポイント付与」設定ができるアプリ一例】
・どこポイ(株式会社リワイア)
・EasyPoint(Lunaris)
・MR.POINT(株式会社refactory)
会員登録は「長いお付き合い」の第一歩
Shopifyでストアを構えるマーチャントは、そのブランドに並々ならぬこだわりを持っているはず。その大切なブランドをできるだけ長く続けていくには、顧客との関係性構築がとても重要です。それとシンプルに、「ストアに来てくれたお客様とは末永くお付き合いしていきたい」ですよね。
インターネット上で顔が見えないからこそ、「相手のことを知る」接客の初手として大切なのが、顧客による会員登録。ここがストアと顧客の関係性のスタート地点です。その第一歩を踏み出すお手伝いを、ポイントアプリの運用で補うことができるのです。
ポイント機能は、会員登録をはじめとした中長期的な顧客との関係性構築にしっかりと伴走してくれる施策の一つです。「お得感を貯める」というロイヤリティの提供以外にも、「会員登録への誘導」といったポイントをきっかけにした施策を設定することができる場合も。アプリの機能を応用して、より精度の高いアプローチを実現してみてはいかがでしょうか。
柔軟な設定が可能!「新規会員登録」にポイント付与を実現したいなら……「どこポイ」
「どこポイ」は日本の商習慣に合わせ、1円単位でのポイント付与・利用設定ができるShopifyアプリ。ほかにも会員登録時のポイント付与や、顧客タグの活用で会員ランク制度の導入、Shopify Flowを利用したポイント付与・利用の自動化、連携など、ストア独自のポイントプログラムを設定することもできます。さらにShopify POSに対応しているほか、他のPOSシステム連携アプリの追加導入で、実店舗とECとでポイントの共有が可能。そのほか、日本人のスタッフが日本語で、ストアの目的に合ったポイント活用方法や設定方法を手厚くサポートしています。「日本語で理解しやすい説明を受けてみたい」なら、一度「どこポイ」を試してみてはいかがでしょうか。