Shopifyでポイントを移行する前に、確認すべきことは?

Shopifyでポイントを移行する前に、確認すべきことは?

ECを続けていると、「お客様に魅力的な施策を打ってみたい」「もっと便利に運用できないだろうか」など、今のシステムに限界を感じる場面に直面することも少なくはありません。そうして検討するのが、プラットフォームの移行やアプリの見直しです。

 

「いざリニューアル!」と舵を切る際に忘れてはならないのが、運用中のポイント機能の「お引越し」。Shopifyのストアであればアプリの導入でポイント機能自体は実装可能ですが、スムーズに移行するためには事前に何が必要となるのでしょうか。今回は「ポイント移行前に確認すべきこと」について解説します。

 

Shopifyでのポイント運用はアプリが鍵

カスタマイズ性が高いShopifyは、「やりたいこと」が多いマーチャントにぴったりのECプラットフォームです。しかしShopifyはクーポン優位なため、デフォルトの機能の中にポイントは存在しません。中長期的に顧客との関係性を築くには、接点が一度きりとなりがちなクーポンより、「貯めて次回以降にお得に使える」ポイント機能をお勧めしたいところです。

 

Shopifyのストアにポイント機能を実装するには、アプリの追加で実現できます。はじめてポイント機能を導入するならアプリのインストールのみで大丈夫ですが、既に運用中の場合はデータを移行するために下準備が必要です。以下に注意すべき箇所をまとめたので、一つひとつチェックしてから、移行を進めていきましょう。

<ポイント機能の移行時に気をつけること>

①まず導入するアプリがやりたいポイント施策に合うか確認

②移行にはデータをCSVに整えることが必須

③作業中のシステム停止のタイミング

④サイト移行など、移行期間について事前に顧客に告知

⑤ポイントはクーポンとの併用ができないので注意

 

まず導入するアプリがやりたいポイント施策に合うか確認

「ポイントアプリ」は、日本語に対応しているものだけでもいくつか存在します。それぞれストアにポイント機能を実装できることは共通していますが、実現できる施策や操作方法などには細かく違いが。例えば会員ランクとポイントを連動させる場合、同じ「ゴールド会員」の設定でもランクアップ条件の計算がシステムによって異なると、従来のストアと同様のルールで運用することができない可能性があります。ほかにも希望するアプローチが実現可能なのか、きちんと詳細を見比べてから導入を決めましょう。

 

移行にはデータをCSVに整えることが必須

運用中のポイントを新しいシステムに移行するには、それまでのデータをCSVに整える必要があります。CSVにすることで、新しいシステムへとインポートでき、顧客が積み立ててきたポイントを新しいシステムへと反映することが可能です。ただし付与予定となっているポイントは移すことができません。データをまとめる際は、付与や利用といったポイントの動きがすべて完了している状態で行う必要があります。

 

作業中のシステム停止のタイミング

プラットフォームの移動に伴うサイトリニューアルはもちろん、アプリの移行においても、システムを切り替える作業が発生します。その時間内はポイント機能が一時停止とならざるを得ないので、スケジュールの設定には注意が必要です。繁忙期や、顧客の利用が多い時間帯は避けるのがベストでしょう。

 

サイト移行など、移行期間について事前に顧客に告知

③でお伝えした通り、移行には作業によるシステム停止の時間が発生します。その間に誤って顧客がショッピングをしてしまうと、「ポイントが付与されなかった」「利用ができない」など不利益を与えてしまう場合も。そんな事態を避けるためにも、顧客にはあらかじめ移行期間についてきちんと告知をしておくことをお勧めします。

 

ポイントはクーポンとの併用ができないので注意

Shopifyのディスカウントはクーポンが担っているため、ポイント利用による割引も仕組みとしてはクーポンとして処理されます。Shopifyは一つの会計で複数のクーポンコードを使用することができないので、ポイントとクーポンの併用はできません。他ECシステムからShopifyへと移行する際には、ディスカウントの手段について慎重に検討する必要があります。

 

きちんと移行して、顧客との関係性をしっかり守る

 

ストアのリニューアル、ならびにポイント機能の移行はストアにとって発展の契機ですが、移行作業中は利用停止となり、多少なりとも顧客に不利益が発生してしまいます。事前に告知をするなどコミュニケーションをきちんと取ることで、築き上げてきた顧客との関係性を守ることが可能です。加えて作業時間は可能な限り短い期間の方がベスト。実現するためにはスムーズな移行が求められますが、事前に確認事項を整えてトラブルを減らすことで、最短距離でのストア再開がのぞめます。

 

またポイント機能の移行はマーチャント自身で手作業でもできますが、顧客が多いとデータも膨大となり、一筋縄ではいきません。そんな時は、移行サポートのあるアプリを選ぶのも一つの手。導入予定のアプリのサービス内容をあらためて確認してみることをお勧めします。

 

顧客に「お得感」を提供し、中長期的な関係性を築くのに最適なポイント機能。新しいストアやアプリへと気持ちよく移行して、顧客と「末永くお付き合いできる」ストアを実現してみてはいかがでしょうか。

 


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「どこポイ」は日本の商習慣に合わせ、1円単位でのポイント付与・利用設定ができるほか、ユーザー単位でのポイント付与率変更(会員ランク等)やShopify Flowを利用したポイント付与・利用の自動化、連携など、ストア独自のポイントプログラムを設定することが可能です。さらに、他ECシステムからShopifyへサイトを移行する際の既存顧客ポイントを移行するパッケージがあるので、Shopifyサイトへの移行にハードルを感じる必要がありません。そのほか、日本人のスタッフが日本語で、ストアの目的に合ったポイント活用方法や設定方法を手厚くサポートしています。「日本語で理解しやすい説明を受けてみたい」なら、一度「どこポイ」を試してみてはいかがでしょうか。