ポイント×Shopify Flow≪コミュニケーション編≫

ポイント×Shopify Flow≪コミュニケーション編≫

前回「ポイント×Shopify Flowでめざせ運用の効率化!」で、Shopify Flowとポイント機能についてお話ししました。今回は「顧客とのコミュニケーション編」として、実際のワークフローの組み立て方に触れつつ、具体的な運用方法についてご紹介します。

 

以下、ポイントアプリは「どこポイ」を使用します。

 

「登録でポイント付与」でSNS登録を促す

オンラインストアにおける接客は、顧客とのコミュニケーション構築が大変重要です。中でも顧客にとって最も心理ハードルが低い連絡手段は、SNSでしょう。特にLINEは日本国内での利用率も高く、導入することで顧客との距離感をぐっと縮めることができます。

 

ストア運営でLINEを活用するにはまず、「LINEで友だち登録をしてもらう」という第一関門突破が重要です。この登録への道筋を、ポイント機能ならアシスト可能。「友だち登録でポイント付与」といったインセンティブ付与を、Shopify Flowとの掛け合わせで自動化することができるのです。

 

★LINE友だち登録でポイント付与:実装例

まず、事前にLINE公式アカウントの設定を行います。その後でLINE対応アプリ、ポイントアプリとの接続を実現していきましょう。

 

【使用アプリ】
・LINE連携……CRM PLUS on LINE(ソーシャルPLUS)
・ポイント……どこポイ(リワイア)

【使用トリガー/アクション】
トリガー:CRM PLUS on LINE「顧客にソーシャルプラスログインの連携が追加されました」
アクション:どこポイ「ポイントを付与する」

 

①Shopify Flowのワークフローを作成開始
②トリガー:CRM PLUS on LINE「顧客にソーシャルプラスログインの連携が追加されました」を選択
③条件を追加。条件:Provider is equal to line (LINEで連携した場合)
「Provider」> 「provider_Item」> 「Equal to」>「line」
④アクション:どこポイ「ポイントを付与する」

 

詳しくはこちらをご確認ください。

→「どこポイとCRM PLUS on LINEのポイント連携マニュアル

 

ポイントの有効期限をメールでお知らせ

ポイント機能を運用中のストアなら、「ポイント情報のお知らせ」は顧客とのコミュニケーションの良いきっかけになります。付与したタイミングや、現在の保有数を伝えるメッセージをメール送信することで、ポイントの存在の認知とともに、ストアへの再訪問へとつなげることができるはずです。

 

もし運用中のポイントに有効期限を設定しているなら、「期限内に使ってもらう」ように顧客を促すことも効果的です。顧客にメリットがある情報をメール送信することで、気持ちよくストアを利用してもらう土壌を構築してみてはいかがでしょうか。

 

またこうしたアプローチも、顧客の数が多いほど手作業で行うことは困難です。Shopify Emailを利用している場合、マーケティングの自動化から効率化することができます。

 

★ポイントの有効期限を月初に連絡(自動化)

【使用アプリ】
・メール……Shopify Email(Shopify)
・ポイント……どこポイ(リワイア)

【Shopify Flowの手順】
・メルマガ登録しているお客様のどこポイの有効期限を取得(月初)※どこポイのプロプラン以上で利用可能です
・取得した期限(データ)を毎月初メルマガ登録しているお客様へメール送信

【マーケティングの自動化】
管理画面の「マーケティング」 > 「自動化」 > 「オートメーションを作成する」へ進み、「カスタムオートメーションを作成する」をクリックしてください。

 

①トリガーを選択:月初に当月で有効期限が切れる予定のポイントを取得する

②条件を選択:Marketing stateがSUBSCRIBED(もしメルマガ登録していたら)

※メール送信可能なのはメルマガ登録を許可している顧客のみ。したがって月初にポイントの有効期限が送れるのも、メルマガ登録を許可している顧客のみとなります。お客様全員に送ることはできません

a)Customer > emailMarketingConsent > marketingStateを選択

 

b)Marketing state Equal to 「SUBSCRIBED」を選択

③アクションを選択:Send marketing email(マーケティングメールを送信する)

 

④送付するメールの内容を決定。メールテンプレートを選択し、メッセージを入力します。Shopify Emailでは変数の埋め込みは不可能なので、有効期限そのものを埋め込むことはできません。「今月有効期限が切れるポイントがあります。マイページでご確認ください」というような文面のメールを送る形になります。

 

コミュニケーション構築を、ポイントでサポート!

オンラインストアにおいて顧客とのコミュニケーションを構築していくには、各種SNSやメールといったツールが必要不可欠。実店舗と違って顔が見えないからこそ、顧客の心理ハードルを下げる工夫は大事な取り組みです。

 

ポイントをフックにすれば、SNS登録へのインセンティブ付与のほか、有効期限などを起点にしたアプローチが実現可能。いずれもベストなタイミングを逃さないように、Shopify Flowでオートメーションすると良いと思います。

 

手作業部分は仕組みに任せて、より魅力的なストアに成長させる企画立案に注力できるようになるのが、ポイント×Shopify Flowの魅力。設定に不安がある場合は対応するアプリのサポートに相談しつつ、まずは試してみることをお勧めします。

 


導入前から導入後まで伴走!手厚いサポートなら……「どこポイ」

「どこポイ」は日本の商習慣に合わせ、1円単位でのポイント付与・利用設定ができるほか、ユーザー単位でのポイント付与率変更で会員ランク制度も導入しやすいShopifyアプリ。Shopify Flowを利用したポイント付与・利用の自動化、連携など、ストア独自のポイントプログラムを設定することもできます。さらにShopify POSに対応しているほか、他のPOSシステム連携アプリの追加導入で、実店舗とECとでポイントの共有が可能。そのほか、日本人のスタッフが日本語で、ストアの目的に合ったポイント活用方法や設定方法を手厚くサポートしています。「日本語で理解しやすい説明を受けてみたい」なら、一度「どこポイ」を試してみてはいかがでしょうか。