イベントが目白押しとなる、年末年始。こんなときこそ、顧客へアプローチをするチャンスです。特にお正月は一年の始まりでもあることから、財布の紐もゆるみがちに。新年のご挨拶とともに「お年玉」をお届けすることで、顧客にストア訪問を促してみてはいかがでしょうか。
今回は「お年玉ポイントを付与してみよう!」について解説します。
「お年玉ポイント」のススメ
中長期的な関係性構築に効果的な、ポイント機能。ショッピングを通じて付与したロイヤリティは、利用を促すことで顧客に「お得」を還元でき、さらにストアの継続的な売上にもつながります。「貯まったポイントをお知らせする」というコミュニケーションは、定期的に取る必要があるでしょう。
ただ通知を送るだけでも良いですが、そこに時節に合わせたメッセージを載せることで、ストアと顧客の「心の距離」を縮められます。そして直近で見過ごせないのが、差し迫った「お正月」。「新年に初買い」は昔からの定番なうえ、特にコロナ禍に見舞われてからは、初売りの現場がオンラインに置き換わるなど、よりネットショッピングへの注目が高まっています。人々の財布の紐がゆるむこのタイミングに、購入の一押しとなる「お年玉ポイント」を付与することは、特に効果が期待できる施策ではないでしょうか。
「あけましておめでとうございます」の挨拶とともに保有ポイントをお知らせし、購入へのさらなる一押しとして特別なポイント付与という「お年玉」をプレゼント。新年のおめでたい雰囲気にぴったりなこの「お年玉ポイント」で、顧客に気持ちよくショッピングしてもらえる土壌を整えることができるはずです。
どう設定する?「お年玉ポイント」
ポイントの利用促進も、お年玉ポイントの付与も、まずは顧客に気付いてもらわないといけません。この「お得」に意識を向けてもらうためのアプローチとして、以下があげられます。
【顧客へのアプローチ方法】
①挨拶メール送信時にお年玉ポイント付与も通知
②Shopify Flowを活用してLINEと連携
①挨拶メール送信時にお年玉ポイント付与も通知
新年の挨拶をメールで送信する際に、お年玉ポイントを付与している旨を顧客に連絡します。懸念としては、メールを開封してくれないとコミュニケーションが成立しないという点があります。
②Shopify Flowを活用してLINEと連携
LINEを用いて、新年の挨拶とお年玉ポイントの付与を通知します。日本国内で利用者が多いLINEなら、メッセージを見てくれる確率は高くなるでしょう。ただ実現するにはLINE連携のアプリを導入のうえ、Shopify Flowでポイントアプリとつなぐ設定が必要です。
詳しくはこちら→「お客様に保有ポイントをLINEでお知らせしたい!」
顧客とのコミュニケーション手段を確定したら、次は「お年玉」の内容を考えます。特別なロイヤリティの提案については、例として以下の3つが想定できます。
【お年玉ポイント施策例】
Ⓐ「お年玉ポイント」として会員全員に一律付与
Ⓑ三が日限定で購入時ポイント付与率アップ(期間限定)
Ⓒ会員ランク別に付与ポイントを変動させる「お年玉」
Ⓐ「お年玉ポイント」として会員全員に一律付与
「お年玉ポイント」として、会員全員に同数の特別ポイントを付与します。
Ⓑ三が日限定で購入時ポイント付与率アップ(期間限定)
三が日など、期間を限定してポイント還元率アップのキャンペーンを実施します。そのまま付与するかたちではない「お年玉企画」です。
Ⓒ挨拶メール送信時にお年玉ポイント付与も通知
会員全員にお年玉としてポイントを付与しますが、会員ランクによって内容に変化を持たせるパターンです。普段から特に利用回数の多い顧客に対して、より高いロイヤリティを配布することができます。
会員ランクについて詳しくはこちら→「お客様ごとにポイント利率を変更できる? - 会員ランクを活用してみよう!」
一年の一番初めにストアを訪問してもらうための施策として、自然なコミュニケーションを作り出すことができるお年玉ポイントと利用促進。ストアの個性に合わせた「お年玉企画」を、考えてみてはいかがでしょうか。
自然なコミュニケーションをポイントで構築
オンラインストアは顧客の顔が見えず、コミュニケーションは常に画面上のテキストがベースとなります。アプローチはもちろん多い方が良いですが、一方的になりすぎると「押しつけがましさ」が強く出てしまう懸念も。より自然なコミュニケーションを演出するためにも、送る内容は季節や時期的なイベントを捉えた方がベターです。
そんな自然なコミュニケーションを作り上げる手段として、ポイント利用の通知と「お年玉」としてのポイント付与は、ぴったりの施策と言えます。この後すぐおとずれるお正月に合わせて、ポイントを掛け合わせた質の高いコミュニケーションの企画を検討してみることをお勧めします。
Shopify Flowに対応!ポイント周りの動作を自動化したいなら……「どこポイ」
「どこポイ」は日本の商習慣に合わせ、1円単位でのポイント付与・利用設定ができるほか、ユーザー単位でのポイント付与率変更で会員ランク制度も導入しやすいShopifyアプリ。Shopify Flowを利用したポイント付与・利用の自動化、連携など、ストア独自のポイントプログラムを設定することもできます。さらにShopify POSに対応しているほか、他のPOSシステム連携アプリの追加導入で、実店舗とECとでポイントの共有が可能。そのほか、日本人のスタッフが日本語で、ストアの目的に合ったポイント活用方法や設定方法を手厚くサポートしています。「日本語で理解しやすい説明を受けてみたい」なら、一度「どこポイ」を試してみてはいかがでしょうか。